新しいノートパソコンを買って、意気揚々とカフェで仕事しようと持っていった。
今までのバソコンの上位機種を買ったので、カフェでもサクサク動いていい気分だった。
ここで、肝心なことがある。
カフェは郊外型量販店の一角に設けられているから、誰でも自由に行き来できる場所にあるのだ。
自分も自由に座席を取り、ノートパソコンを開いて作業をしているんだが、ちょっとお手洗いにとか、カフェおかわり(セルフサービスなので、自分で買いに行く)とか、席を離れるときは皆すべての貴重品を持ち歩いているのだ。
場所取りのために、書籍やハンカチを置いておく、て言うのはありらしいが、スマホをおいていくやノートパソコンを置いていく、というのは見当たらない。
あまりにも自由な場所すぎるからだろう。
やはり自分の品は自分で守るというアタリマエのことをしているのだろう。
とはいえ、そんなに毎回いちいち全部の貴重品をかばんに詰めて持ち歩いてって、かなりめんどくさいと思う。
ほかの人と比べると、おかわりの回数も多いし、お手洗いに行く回数も多い。
そのたびにいちいちノートパソコンを電源OFFして、かばんに詰めて、って、やっぱり面倒だよ。
で、いぜんにつかっていた「セキュリティワイヤー」を思い出したのだ。
二回目の外出で使おうと、楽しみにしていた。
昨日のこと、席でひと仕事をして、カフェおかわりに行こうとした。
早速、セキュリティワイヤーを出して、つなげようとしたのですよ。
ん?
なんだか、ノートパソコンについているセキュリティホールに入らないぞ!!
あー、昔使っていたノートパソコンより薄型だから仕様が変わったのだろう。
ま、そこの家電量販店で買ってこよう。
と、30m先の家電量販店まで行くが、あいにくパソコンのセキュリティ製品は扱っていないとのこと。
パソコン専門店じゃないからしょうがないよな。
と、思いほかの店を当たることにした。
カフェは、また次の機会に来るとして、まずは適合するセキュリティワイヤーを探そう。
このときに、「どこにでもある商品」と、思っていたのが落とし穴だった。
近くの家電量販店を他に2件回ったが、そもそも「セキュリティワイヤー」なるものをパソコン販売担当者が知らないという。
お話にならないな。
こんなとき、秋葉原にでも行けばすぐに見つかるのだろうに。
で、自動車で20分くらいのところにパソコン専門店があることがわかったので、行ってみることにした。
5年前くらいに一回お世話になった店だ。
店舗規模からして、何かしら収穫があるだろう!
という気持ち。
店舗内はだいぶ変わった、ワーク用のデスクスペースが多くなったと見える。
つまりは、在庫商品の数が減ったということは容易にわかる。
ワークスペースでは、書類を出して何やら説明をしている方々が数組。
平日の午後でこんな片田舎でもなんとかお客さんが来るのだから、手応えあるかもしれない。
あわよくば、お目当ての商品に巡り会えるかも。
店内を順番に回っていくと一番端のほうにいくつかセキュリティワイヤーを見つけた。
パッケージを見て、サイズが書いてある。
でも、持ってきたノートパソコンの「セキュリティーホール」のサイズがわからない。
まあしゃーない。
店舗でノートパソコン側のホールサイズを測ってもらおう。
そう考え、お客作相談コーナーへ。
と、相談員は次のように出たのだ。
「現物合わせ」
つまり、展示してある商品を試してみて、取り付けができればOKというのだ。
たしかにね、取り付けできればそれは安心だが、なんだか論理的じゃないのよ。
思考が違うのね。
でも、一生懸命解決に向かってくださる姿はわかるから、やってくださることは素直に「はい。はい。」と、聞いておく。
結局は、すべての展示品試して、全てNGだということがわかった。
まあ、使えないものを買うよりかは良かったとしておこう。
丁寧にお礼を述べて店をあとにした。
帰り道すがら、家電量販店2店舗に寄ったがやはり「セキュリティワイヤー」自体を知らない、というのだった。
もう、店舗はあてにならない。
ここまでカフェを出発してから3時間かかった。
3時間あれば「セキュリティワイヤー」の代金は十分に稼ぐことができたろうに。と、思いつつ、Webでノートパソコン販売サイトを閲覧。
あれま、ここにいくつかセキュリティワイヤーあるけど、どれがサイズ合うのかわからないよ。
セキュリティホール、ものさしで測ってみたけど、「ミリ」のサイズまではわかるが、ミリからの「コンマいつく」のサイズ書いてあってもわからんよ。ノギスでも出してこなくっちゃな。
最後の手段、パソコンメーカーのサポートセンターに電話。
が、電話受付予約のみだったのよ。
技術的相談は時間後に折り返し電話をかけてくれるって。
あー、やっちまったな。
メーカーは商機逃したよな。
そう思った。
最後に、ノートパソコンの取説PDF開いたよ。
一番最初にやればよかったと思った。
そこには、セキュリティホールのサイズというか、規格が書いてあったよ。
規格がわかれば、「セキュリティワイヤー」の購入はカンタン。
あっさりと、ネット通販で注文できた。
ここまで、カフェ出てから5時間、たくさん学んだなぁと、言う一日。
次からは、本体の説明から紐解くようにしよう。
基本だよね。
元エンジニアなのに、何やっているんだか。の一日だったよね。
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